ホシケミカルズ、プラスチック代替容器の取り扱いを拡充

週刊粧業 2022年3月21日号 7ページ

ホシケミカルズ、プラスチック代替容器の取り扱いを拡充
 化粧品OEMを軸に原料販売や容器製造なども手がけるホシケミカルズでは、国内外の容器メーカーとのネットワークを活用して取扱容器のラインナップを拡充し、バルクとの相性やコスト面などクライアントのニーズに合致した最適な容器を提案している。

 同社が取り扱う容器の種類は2年前と比べて倍増しており、詰め替え用パウチや植物性・生分解性プラスチック、バイオマス、陶器、リサイクルガラスといった環境に配慮した「プラスチック代替容器」が、クライアントの要望を受けてラインナップを広げている。

 中でも「比較的取り入れやすく、容器本体を繰り返し使用することでプラスチック使用量の削減に寄与する『詰め替え用パウチ』を採用するクライアントが増えている」(企画開発室広報 平地祥子氏)という。

 また、プラスチックフリーながらも装飾性が高く、環境配慮に対応した重厚感のあるジャー・ボトルタイプのガラス容器は、クリームや化粧水などのスキンケアOEM製品で需要が高まっているようだ。

 自社容器では、1996年に化粧品容器の開発・製造・充填に特化した工場をインドネシアに設立し、JIS規格に準拠した品質管理のもと、汎用型から完全オリジナル容器の製造まで幅広く対応している。同工場では、生分解性プラスチックをはじめとする環境に配慮した特殊樹脂を用いたメーク容器の開発を進めている。

 「OEMではこれまで、スキンケア用途の取扱容器がメインとなっていたが、今秋には『埼玉メークアップ工場』が竣工する予定で、製造ラインの拡充に伴い、これまで以上にメークアップ取扱容器のラインナップ拡充を図っていく」(平地氏)

 メークアップ容器では、これまでプラスチック製のパレットが主流だったファンデーションやコンシーラー、リップ、チーク、アイシャドウなどの容器に「紙製パレット」の選択肢を追加するなど、プラスチック代替容器の取り扱いを拡充している。

 「OEM企業として今後も柔軟にクライアント企業のリクエストに沿って、様々な種類の容器を紹介・提案できる体制を強化していきたい」(平地氏)
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