コーセー、包装資材に化粧品再生インキを活用

粧業日報 2022年11月8日号 4ページ

カンタンに言うと

  • 役目を終えたメーク製品を再利用し循環型アップサイクルを実現
コーセー、包装資材に化粧品再生インキを活用
 コーセーは、モーンガータと凸版印刷が開発し、東洋インキが協業して製造する、メークアップ化粧品をインキの色材として再利用した「ecosme ink(エコスメインキ)」の開発に協力し、今後、同社で使用するギフトボックスやショッパーバッグなどの包装資材の印刷に活用する。

 不要になった化粧品を再度活用するという、これまでにない循環型アップサイクルの仕組みにより、環境負荷低減に向けた取り組みをさらに推進していく。

 同社では、中期ビジョン「VISION2026」のサステナビリティプランの中で、「ビューティを通じた環境課題解決への貢献」を掲げている。その一環として2021年3月より、役目を終えた化粧品を価値ある資源として活用するアップサイクルの取り組みとして、余ったメークアップ化粧品から絵具をつくるモーンガータの事業に、原料となる化粧品を提供する形で支援してきた。

 今回、さらなるアップサイクルの取り組みとして、化粧品の持つ色味やラメ感、パール感を活かした独特な加飾表現が可能な、化粧品を再利用した印刷用インキ「ecosme ink」の開発に、役目を終えたメークアップ化粧品を提供する形で協力することとなった。

 コーセーでは、この「ecosme ink」を、同社の活動における包装資材等の印刷に活用し、役目を終えた化粧品のアップサイクルによる、環境への負荷軽減に取り組んでいく。また将来的には、コーセーグループの様々なブランドで商品包装や店舗什器などにも応用することを検討していく。
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