ミック・ケミストリーでは、顧客の要望をきめ細やかに汲み取り、確かな技術と開発力によって高品質で高付加価値の製品を提案している。発売後のアフターフォローも手厚く、長く愛される化粧品づくりに取り組んできた。
小野沢勝弘常務に話を伺った。
――改めて上期を振り返っていただけますか。
小野沢 上期では特に「アンチエイジング」カテゴリーが好調だった。健康寿命の延伸とともに「美しく年を重ねる」という価値観が広く浸透しており、年齢を重ねても綺麗でありたいと考える人が増えている。
このような背景から、アンチエイジング市場は拡大傾向にあり、今後もシニア向け製品が増加すると考えられる。
――環境対応へのお考えをお聞かせください。
小野沢 環境配慮製品への需要は高まりつつあり、欧米などでは環境に配慮した製品が選ばれる傾向があるものの、日本ではまだ製品の質が優先されている。
しかし、環境配慮は付加価値として捉えられており、製品の質が高ければプラスアルファとして評価される。
――今後の展望についてお聞かせください。
小野沢 製品の多様化が進む中で、当社においてもエビデンスのある原料の使用や原料の組み合わせにより差別化を図っていく。
製品開発においては、クライアントとの緊密なコミュニケーションが不可欠だ。企画段階からクライアントと慎重に話し合いを進め、理解と納得を得ながら開発を進めている。
また、当社では製品開発後、販売のサポートも行っている。新商品の浸透には時間を要するため、すぐに売れなくても焦らず、じっくりと育てていく姿勢が欠かせない。
今後もOEMメーカーとして発展し続けるために、より高品質な製品とサービスを提供し続けていく。
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この記事は週刊粧業 2024年8月26日号 10ページ 掲載
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