メリードゥビューティプロダクツ(津野田正弘社長)はエコサートおよびBDIHの2つの認定工場を拠点に、オーガニック製品を開発している。国連でSDGsが採択された2015年に先行して、14年にエコサートの認証を得た。
「すでにオーガニック製品が出回っていたが、一部のオーガニック原料を使用しただけのものが多く、世界基準の認定を受け、本格的に市場に参入することにした」(津野田社長)
ヘアケアから徐々に領域を広げ、ボディケア、スキンケア、泥エステ、シートマスクと化粧品カテゴリーの大半の製造を受託する。シートマスクはエコサート認証のものが市場になく、初のオーガニック製品となった。
「エコサート認証で、全身をケアする製品をつくることができる。様々な企業さまのOEMの受託で、何千種類の処方を蓄積しており、お客さまの要望に沿って迅速に製造できることが、我々の強みでもある」(同)
2017年には世界で初めて動物用のエコサート認証を得て、シャンプーをはじめペットケア製品を開発した。さらにフェムケア製品、メンテック製品を開発し、領域の拡大を図っている。
国内ではオーガニック原料が不足しているため、大半をフランスの支社を通して調達している。原料調達から製造、ブランディングまでを一貫する体制を構築している。
「いまの時代、すべて化学原料で製造したものは通用しない。ただオーガニックもどきをつくりたくないというクライアントは多い。当社の良さを認めていただける企業さまと、ともに成長していきたい」(同)
OEMのほか、子会社のオーガニックアースが自社ブランドを開発している。「テーマは地球で奇跡の星の地球にある天然成分を利用して、製品を開発している。自社ブランドを経験することによって、OEMを希望されるお客さまに、様々な情報を提供することができる」(同)
25年は自社ブランドで手がけていなかった基礎化粧品を投入する。
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この記事は週刊粧業 2024年8月26日号 10ページ 掲載
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