ジャパンビューティプロダクツ、ニッチ製品の処方開発で存在感

週刊粧業 2024年8月26日号 8ページ

カンタンに言うと

  • 知名度上昇で情報発信にも注力
ジャパンビューティプロダクツ、ニッチ製品の処方開発で存在感

 ジャパンビューティプロダクツは、昨年より外出需要の高まりで、ノンケミカルUVケア製品や二重まぶた形成化粧品などの受注が堅調に推移している。

  高木正好社長は「2024年上期(4~9月)も、UVケア製品などで新規受注を獲得できている。昨年から化粧品展示会への出展や業界専門紙での宣伝・広告を行っており、会社の知名度が高まってきたこともプラスに働いている。今後も露出を増やしながら、情報発信を強化し、業界内での存在感を高めていきたい」と話す。

 ノンケミカルUVケア製品の付加価値推進では、UV耐水性への対応を進めながら、剤型のバリエーション拡充を図る。

 二重まぶた形成剤では、付加価値タイプの開発を進める。

 「ビフォーアフターがわかりやすいアイテムのため、SNSへの動画投稿も多く、潜在ニーズの掘り起こしで、新たに参入する企業も少なくない。製品を上手に使いこなしている動画が投稿され、製品への関心が高まっている。最近はまぶたのリフトアップを目的とした製品への問い合わせも増えている」(高木社長)

 アイシャドー機能を付与した色つきタイプの二重まぶた形成剤は、展示会でも来場者の注目が集まる新処方の1つとなり、引き続き開発・提案を強化していく考えだ。

 開発処方を紹介する情報発信も強化する。週1回のメルマガ配信は2年目を迎え、今年4月からは美容コラムの配信も開始している。企画開発・マーケティングのヒントやアイデアにつながるような内容にこだわり、新規開発処方の紹介はもとより、既存処方についても、テーマや切り口を変えることで新たな価値の創出を図っている。

 「化粧品づくりも情報提供もニッチ戦略で取り組むことで、面白いことに取り組んでいる会社として、なくてはならない存在になっていきたい」(高木社長)

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