壽商会、粉末状の原料シリーズの提案に注力

週刊粧業 2023年12月4日号 8ページ

壽商会、粉末状の原料シリーズの提案に注力
 壽商会は、中国の医薬中間体メーカーである「リードライン社」の全商品が粉末であることを特徴とした化粧品原料シリーズの提案に注力している。

 WrinFix-Px(リンフィックス―ピーエックス)」(表示名称ヒドロキシプロピルテトラヒドロピラントリオール)は、可溶性グリコサミノグリカンの分泌を促進し、細胞外マトリックスの水分を維持することで、真皮表皮接合部(DEJ)のコラーゲンとラミニンの産生を促進する。表皮とDEJの接合が強くなることで、肌のハリと弾力性を改善する効果がある。

 「UltraHearlPro(ウルトラヒールプロ)」(表示名称トリペプチド1銅)は、鮮やかなブルー色を呈するパウダーで、bFGF等の成長因子やコラーゲン、プロテオグリカンなど細胞外マトリックスの発現を促進し、炎症を抑制、損傷した組織を迅速に修復する。

 「Regrow-EX(リグロウィーエックス)」(表示名称ビオチノイルトリペプチド-1)は、5-dRとアンドロゲン受容体の発現、男性ホルモン性脱毛を抑制する。

 同社の新製品では、NAD(表示名称ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)の発売を予定しており、今後さらに提案を強化していく。

 別カテゴリーでは、健康寿命遺伝子の活性化が期待され健康補助食品に利用されている「NMN(B-ニコチンアミド モノヌクレオチド)」を化粧品原料として提案する。

 原料メーカーが中文INCIをNMPAに申請しているほか、パッチテスト・アレルギーテストも実施済みで、各種有効性データの取得も開始しており、今後さらに提案を強化していく。

 NMNカテゴリーでは、アンチエイジング社の「ペンタイド―NMN」を、皮膚浸透性を強みとした新製品として発売予定だ。細胞浸透型ペプチドによって、皮膚に浸透しづらいNMNを深く浸透させ、細胞まで到達させるという特徴があり、細胞のアンチエイジングが期待できる。
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