ライオン、夫婦の家事分担に関する意識調査を実施

粧業日報 2016年10月17日号 3ページ

カンタンに言うと

ライオン、夫婦の家事分担に関する意識調査を実施
 ライオンは、20~50歳代の夫婦1000組計2000名を対象に、妻の家事負担軽減を阻害する要因を探るため、共働きの夫婦に「家事分担に関する意識・実態調査」(調査時期=2016年4月)を実施した。

 その結果、夫の家事分担割合について、夫と妻それぞれに尋ねたところ、夫は自己申告で「34%」としているのに対し、妻は「21%」と夫の申告に対し6割程度にしか認識していなかった。

 実際、夫の自己申告よりも妻の認識の方が低い夫婦は50%にのぼっており、夫婦間の認識の差が20ポイント以上乖離している夫婦が18%を占めていた。

 つまり、夫は家事に参加しているつもりでも、妻は認めていないケースが多かった。中でも、子どもの末子年齢が小学校3年生以下の家庭では、家事分担割合の認識のギャップが、夫婦間で大きい傾向が見られた。

 また、夫がやっている家事に対する認識の違いは、特に「食事の後片付け」において大きく、夫と妻とではやり方が違っていることが原因となっていた。

 夫の家事のやり方に不満を感じたときに、3人に1人の妻は「やり直している」と回答した一方、妻の家事のやり方に不満を感じても、夫は4割が「あきらめる」と回答していた。

 そして今後、「分担する家事を増やしてもよい」と考える夫の割合は13%だが、自分の家事について妻から高く評価されている夫では23%と、分担する家事を増やす意向が高くなっていた。

 以上のことから、夫の家事参加を促進するためには、長時間労働を見直し、家事に使う時間を確保することに加え、家事のやり方・やりがいを夫婦間で共有化し、「家事ギャップ」を解消することが必要だという。
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > ライオン、夫婦の家事分担に関する意識調査を実施

PDF記事・人気ランキング

最新PDF記事

最新PDF記事をもっと見る

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop