プロテラス、テープ状ＬＥＤ照明のパイオニアがディスプレイで高級感や存在感を演出

週刊粧業

2014年1月7日 11:15

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カンタンに言うと

　プロテラスが展開するＬＥＤ照明ブランドのＬｕｃｉ（ルーチ）は、２００４年のブランド立ち上げからこれまでにかけ、テープ状ＬＥＤ照明のパイオニアとして商業施設における内装演出やディスプレイなどを中心に、国内外で幅広く事業を展開してきた。

　近年は、化粧品店舗用照明器具の開発を本格化させ、ＬＥＤ照明を活用した内装演出の提案を強化している。

　「高級感や快適感を追求する５つ星ホテルの間接照明や、食品の鮮度を強調する店舗陳列ケースの光源など、これまで多様なニーズに応えながら異なる分野のノウハウを蓄積し、事業領域を拡張してきた。光の質には徹底的にこだわっており、ＬＥＤの色味表現に限界があるという従来のイメージを払拭していきたい」（同社）

　ＬＥＤ業界最多のカラーバリエーションを誇る「ルーチ・パワー・フレックス」は、独自に開発した高輝度・高演色性チップを搭載したＲ面にも対応するテープ状のＬＥＤ照明で、40ｍｍごとにサイズ調整が可能だ。

　また、適度な光量が魅力的で、発光面がわずか４ｍｍのテープ状ＬＥＤシリーズ「ルーチ・フレックス・アルファ」や、化粧カバーの色味を選択できる業界最薄のダウンライト「ルーチ・ディスク」など、特徴的なアイテムをラインアップし、さまざまな店舗シーンに合わせて使い分けができるという。

　　「当社のＬＥＤは肌の質感や陰影、チークやリップの発色性を忠実に演出する。そのため、一部国内大手化粧品メーカーでは百貨店をはじめ、複合型施設やＧＭＳのブランド店舗において、間接照明やコルトン部、造作什器など多様な用途に活用されはじめ、導入実績を着実に重ねてきている」（同社）
　今春の新製品「ルーチシルクスTM」は、「感性を刺激する光」をコンセプトに美しいライン面発光が特徴的で、間接照明や什器照明の用途はもちろん、意匠照明としても強烈な個性の演出を実現するという。

　また、同ブランドでは現在、発光効率を保ったまま発熱量を抑えた新たな面発光ユニットの開発に着手している。これにより、温度ケアのために商品と光源を離すことが不要となり、限られた空間を有効に使うことができ、商品と光源を近付けることでさらに目を引くプロモーションが可能になるという。

　「今後の展開として、店舗の照明演出を通じて、ブランドコンセプトやメッセージをしっかりと伝えるだけでなく、『お客様の付加価値＝利益』を生み出すことを意識しながらさまざまな製品やサービスを提供していきたい。また、視覚的に高級感や存在感を演出して期待や購買意欲を促進させるＬＥＤ照明だからこそできる演出を追求し、実績と技術力をアピールしながら化粧品市場での認知度向上に努めていく」（同社）