ドイツ化粧品医薬品商工連盟(BDIH)日本事務局では本年より本格的な活動を開始する。
これを踏まえ、30年以上化粧品の製造開発に携わってきた赤松秀夫氏を上席技術顧問に迎えるなど、体制強化をはかっている。赤松氏に日本のオーガニック化粧品の動向やBDIH認証について語ってもらった。
――オーガニック化粧品への関心は高まっているのか。
赤松 オーガニック化粧品の売場では自ら商品を手にとり、成分表示を確認している姿をみかける。このような人達は成分に関して非常に豊富な知識を持っている。インターネットという百科事典を活用し、ブログを通じた情報効果も盛んだ。
認証マークの有無にこだわる人も少なくない。食に対する安全意識の高い人はオーガニック化粧品に移行する傾向にあるときく。日本では、オーガニック化粧品がいつブレイクするのか、各社がそのタイミングを見定めている感があるが、消費者が本物のオーガニック化粧品を望んでいることは確かだ。
――日本のオーガニック化粧品の定義は曖昧だが。
赤松 BDIHの認定ガイドラインが一つの目安になれればと思う。
さらに、欧米では有機認証5団体が非営利団体「コスモス―スタンダード」を設立し、オーガニックに関する欧州統一企画を制定しようとしている。溶媒や触媒の基準など、原料に対する厳格な基準を設ける動きがあり、原材料メーカーは対応をせまられることになりそうだ。
統一基準が導入されれば、化粧品の処方のスタンダードがこれにシフトしていく可能性がある。
あと54%
この記事は週刊粧業 掲載
■訪販化粧品~熱波吹き荒れた夏商戦を総括~今夏も記録更新の猛暑、売上げへ影響度合い様々 ■全粧協関東ブロック、CRCフォーラムセミナー開催 ■花王、ヘルスケア・コミッティーを子会社化~健康ソリューションサービスの開発・提供を推進 ■アライドハーツHDとキリン堂、経営統合に向け協議開始 ■プラネット、激甚災害に備えた障害訓練で安全性を担保 ■メロディアン、無菌・無添加のスキンケアで化粧品市場...
バラ売り
【週刊粧業】2024年上期オーラルケアの最新動向
バラ売り
【週刊粧業】2024年ヘアケアの最新動向
バラ売り
【週刊粧業】2023年化粧品業界 基礎データ
バラ売り
【週刊粧業】2024年上期化粧品原料の最新動向
バラ売り
【週刊粧業】2024年ファブリックケアの最新動向
バラ売り
【週刊粧業】ライオン、生成AIを活用した暗黙知伝承に関する取り組みを開始
バラ売り
【週刊粧業】エステー、日用品メーカーからウェルネス・カンパニーへ
バラ売り
【週刊粧業】お肌の専門店 わかまつや、地域との絆を強化し新たな価値創出
紙面を探す
紙面を探す
レポートを探す
無料でダウンロード
カタログを探す
無料で見る
週刊/毎週月曜日発行
化粧品、日用品、医薬品、美容業、装粧品、エステティック等を中心とした生産・流通産業界の総合専門情報紙。
季刊/年4回
化粧品、日用品、アクセサリーなどの業界別の市場動向をはじめ、戦略、流通、経営、マーケティングを扱う情報専門誌。
週刊/毎週月曜日発行
化粧品、トイレタリー、石鹸、歯磨、日用品に関する情報の速報版。業界のエグゼクティブ必読の情報紙。
週刊/毎週月曜日発行
昭和33年に創刊された、わが国初の訪問販売化粧品業界の専門情報紙。